2020年7月30日木曜日

映画ドラえもん啓蒙記事【月面・博物館・奇跡の島】

映画ドラえもん新作 のび太の新恐竜

8/7公開!!!



いきなりめんどくさいオタクみたいな話をすると
恐竜というと当然のび太の恐竜を思い出すわけですけどそれを当然制作側も意識はしてると思うわけですけど新「のび太の恐竜」ではなくてのび太の「新恐竜」なわけであくまで「のび太の恐竜」とは完全に関係なくて「のび太が新恐竜を発見してどうにかこうにか」っていう話になっているわけでこういう令和1発目の映画として映画第1作を彷彿とさせつつもきちんと新作のオリジナルを出してくるというそのチャレンジってわけじゃあないだろうけど精神を高く評価しています。


ミスチルの圧が強い予告もおもしろかったです。



延期してたけどもうすぐ公開されるからみにいけ!!という気持ちついでの
最近のドラえもん映画の紹介記事です。書きたくなったので。
過去10年くらいから適当に選んでいます。最近…?

夏と言えばドラえもん映画見返すみたいなとこあるからね。





今回紹介する2本は「去年の映画」「最高の映画クソ映画です。
本当は3本目にクソ映画であるところの奇跡の島について書こうとおもったんだけど
思い返してみても普通につまんなくてこどもだましで映画作るなっていう愚痴にしかならないので中止しました。
中止してクワガタの話を書きました。


書いてる奴の立場は穏健派のドラえもん原理主義者
地上波新ドラはみていませんが映画は毎年みている感じです。


月面探査記


あらすじ
月に遊びにいってうさぎっぽい生命体を作って遊んでたら
ほんまもんの月に住んどる連中に出会って仲良くなって
そいつらがらみのトラブルに巻き込まれたり助けに行ったりする話


もとねた
原作の「異説クラブメンバーズバッジ」がアイデア元。

この道具は「異説」をバッジをつけている間だけ真実にできる道具。
異説っていうのは、ほんとはそうじゃないけど長い間そう思われてきていた説みたいなもの。
例えば地動説とか、古代インドのおっきい亀の上のおっきい像が世界を支えてる奴とか。
そういう奴を「バッジをつけている人にとって」「バッジをつけている間だけ」真実にできる道具。

こんな複雑な効果の道具を分かりやすく話にするFは天才。

これで「地底空洞説」を真実にして地底人作って遊ぶのが原作。



○ルカくん



みどころ
雰囲気がいい
月に住んでたルカくんと出会うシーンのススキ原に代表されるように
画がきれい。

(予告動画から取ってきたからURL入り)



このシーンと、宇宙に出撃する決心をそれぞれがするシーンは
画がきれいすぎてっていうかそういう計画だったんだろうが
ポスターにもなってる。

キャッチコピーが腹立つ。


ポスターはコピーがうるさいけど決心シーンもねぇ怖いから行きたくない気持ちとせめぎあってる様子がよく出てるからよい。
臆病筆頭スネ夫がとくにいい味出てるのでぜひ味わってほしい。


こういうおしゃぁれポスター見ると前の年のクソ映画南極のおしゃれポスター思い出して悲しい。
南極も良質なクソ映画なので嫌い(好き)


良質なショタ
映画ドラえもんには大抵のび太と仲良くなるショタがいるわけなんですけど
今回のショタは良質。


声とビジュアルとダメージ受けるところがいい。



よたばなし
・なんか小説家の人が脚本かいてるって宣伝されてた
だから良いとかだから悪いとかはなかったし
きちんとできたお話だったし
クライマックスも盛り上がるしよかった。

それはそうとなんかすごいしつこいシーンがあって
あぁーここが書きたかったんですねーって感じして嫌いじゃなかった。
しつこいけどイケメンショタがでずっぱりなので笑顔でいられるから安心して。


・結末
結末に納得いってない。
重大なネタバレだからちょっと隙間を空けます。







月に住んでいた連中、人工生命的なので不老不死だったんだけど
人間と同じように年がとりたい成長したいということで
「異説クラブメンバーズバッジを使って」
不老不死ではなくなる。

故郷の星でそういう説があるからバッジを使ってそういうことができるっていう理由は通ってるんだけど
バッジは「バッジをつけている間」「バッジをつけている人にしか」効果がないので
バッジ外した瞬間不老不死に戻るけどいいの…?
一生バッジつけっぱなしで生きていくの…?みたいな疑問が残った。


これのせいで映画みてる間はすっごく楽しんでたんだけど
最後の最後におかしくない…?って思ってしまったせいで
後味が最悪だった。

楽しかったはずなのにどうしてこんなことに…。










まとめ
後味以外は良質な映画。ほんとにおもしろい。文章構成のせいでそう見えないかもしれないけど信じて。
結末もバッジの効力とか余計なことを気にしなければよかった。
よかったんだよなぁ…

ルカくんでもみて元気だして。




ひみつ道具博物館


あらすじ
ドラえもんの鈴が怪盗に盗まれた!?
どうもその手がかりはひみつ道具博物館にあるらしい!
博物館に行って怪盗を見つけ出せ!


もとねた
完全オリジナル


よたばなし
最高の映画。最高。
いうまでもなくドラえもんキチはみんなひみつ道具が好きなのでこんなことされて面白くないわけがない。最高。
もうオープニング前のドラえも~んに挟まる小ネタから最高なんだけど
そんなことまで全部話してると本が出せるので割愛。


オープニングのどこでもドアの進化の歴史が見られるカット。
あれで最高の映画だと確信した。椅子から転げ落ちた。
こんな丁寧に手間がかかってるものをこんな短い時間で流す!?こんな贅沢なことある!?


OPで見られる進化過程のどこでもドア。
地球儀の奴遊び心がデザインに表れてて好き。



あともう一つ最高なのは、怪盗を捕まえに来た刑事と怪盗がひみつ道具勝負をするシーン。



お互いに「手投げミサイル!」「ひらりマント!」って出しただけで緊迫した空気を漂わせた後使わずにしまう。

その後も次々「透明マント!」「透視メガネ!」「ギシンアンキ!」「スナオン!」「自信ヘルメット!」「自信ぐらつ機!」「マジックおしり!」「マジックおなか!」「あいこグローブ!」「おかえしハンド!」「風神うちわ!」「バショー扇!」「ソノウソホント!」「ウソ800!」(聞き取れるのはここまで)
って道具を出すだけで使わずにすぐにしまっちゃう。


なぜならおたがい道具について理解しているので
「これを使ってもあの道具で無効化されて意味がないから次の道具を出すしかない」
ってなってるからなんですね~。


もうこのシーンでめちゃくちゃ笑ってめちゃくちゃ感動して
「すさまじくドラえもんに理解がありひみつ道具についての知識も深い人がこの映画を作っている」ってなった。


しかもそれだけじゃなく、この直後に

ドラえもんだけ理解できてて「すさまじい戦いだ…」っておののいてるけど
他の皆はさっぱりわからないっていうギャグが入る。


これによってひみつ道具の知識がある者はドラえもんと同じ反応になって楽しいし、
知識がなくても他4人と同じ反応になって楽しいっていう
知識をひけらかすだけじゃないきれいなギャグのシーンとしてまとまっているんですね。


もう「すさまじくドラえもんに理解がありひみつ道具についての知識も深い」ばかりか「誰にとっても楽しい映画を作ろうという細やかな心配りのできる」人がこの映画を作っていることがわかって泣いた。


ありがとう。






たった1つこの映画におかしいだろ!!!!!!ってなるところがあります。


クライマックスで「攻撃力が高すぎて使われなくなったから厳重に縛って展示してあったガードロボ」が暴走してそれと戦うわけなんですけども


手持ちの道具もほとんど使えないなかでどうやってあんな奴止めればいいんだ…ってなってるところに
昔からひみつ道具開発をしているおじいちゃんで、おそらくこのガードロボのことも当時から知っていたであろう人が教えてくれるんです



ガードロボの背中にはメモリーカードが入っておる!!そいつを抜けば動きが止まるはずじゃ!!!


抜いとけよ!!!!!!!!!!
なんで刺しっぱなしで展示してるんだよ!!!!!!!!!!!



っっっっって今まで思ってたんだけど考え直してみると
ガードロボを内緒でこのじいちゃんが利用してたから
本来抜かれてたものをこっそり刺したのかもしれない…

今気づいた…


っっっっっっっっっっって思ったけど本来カード抜いてて動かないはずなら
あんな厳重に鎖で縛ってから展示する必要ない…
普通に展示すればいい…


いったい何が真実なんだ…


みどころ
全部みろ


まとめ
ドラえもんキチじゃなくてもエンターテイメントとしてかなり最高なのでみてください。よろしくお願いします。頼む。
アッこんなところにamazonのDVD購入ページのURLがあるぞ!!!!!
早速クリックしなきゃ!!!!


冗談はともかくプライムでもみられるからみて。(プライムビデオへのリンクです)








<奇跡の島>

〇あらすじ
なんか絶滅動物とかが集められてる島が犯罪者に狙われてたから戦った。

〇よたばなし
クソ映画というか楽しい映画ではない。


よくよく「感動をむりやり演出されると冷める」というけどそれの集大成といった感じ。



パパとママのことを考えると、いっつもここがあったかくなるんだ…とか
のび太が生まれた日のこと…覚えてるかい…
みたいなシーンがやたらと感動的なBGMに合わせて長い尺を取って入ってくる。


強大な敵に対して身一つで立ち向かったかと思ったらすぐ逃げるみたいに
前後のつながりがちぐはぐでこのシーン書きたかっただけだろというか
こういうシーン入れときゃいいだろで作ってるんじゃないか…って思っちゃう。


なんか知らんけどわーわーみんなではしりまわるとか
全編にわたってドラえもんが顔芸するとかで雑な笑わせを感じる。


みたいな…良質な映画ではないと思っているので…


なんか…この映画にはカブトムシが出てくるので…


ザ・ドラえもんズスペシャル ロボット養成学校・編 1巻収録の
「がんばれ!チビクワ」の話をします!!!!!!



夏休みの宿題でカブトムシの観察をしようと森に来たドラえもんズ!!!!!!




樹液が食べられないちっさいクワガタをみつけて不憫に思い強くする!!!!!




そしたら他の虫が樹液を食べられなくなったので木ごとビッグライトでケア!!!!!




うわーーーーーー!!




助けに来てくれたチビクワと協力してなんとか小さくして勝ち!!!!!




おもしろいね!!!!
すごくコンパクトにまとまってていいんだ…
こういうのがいいんだ…


この話、グレードアップえきで強くして桃太郎印のきびだんごでなつかせたクワガタなので
愛情もなにもないし、それに全く触れたりはしないんだけどたのしい。
根底にはやっぱりそれがあってほしい。


こういうところを基盤にした映画がみたいな!!!!!!!
やっぱりまずはきちんと楽しいものを作ってもらわなきゃ!!!!
ドラえもん映画なんだから!!!!!!


奇跡の島みたいなのはみるのやめて…


え…?
すさまじくドラえもんに理解がありひみつ道具についての知識も深くて…
誰にとっても楽しい映画を作ろうという細やかな心配りができて…
感動的なシーンを入れるバランスも心得ている…
素晴らしい映画があるだって!??!?!!?!?


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いますぐみよう!!!!!!!!




おわり


ドラえもんズスペシャルは他にも楽しい話がいっぱいあって、
特に好きなのはドラメッドⅢ世と新作のタイトルに悩む夏目漱石の話「わがはいは猫である」
これもよろしく。

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